ペットボトルとダイソー製キャップロートでお米を上手に保存
お米の保存には容器の密閉性が重要です。
その点でペットボトルはその優れた密閉性でお米を長持ちさせるのに適しています。
ただ、ペットボトルの狭い口からお米を入れるのは手間がかかる作業です。普通の漏斗を使うと不安定で米がこぼれやすくなることもあります。
この問題を解決するためにダイソーが販売している「キャップ式ロート」が大変便利なのです!
このキャップ式ロートはペットボトルにしっかりと固定可能で、お米の詰め替え作業の安定性を大幅に改善しますよー。
ダイソーのキャップ式ロートの詳細は以下の通りです。
- 価格:110円(税込)
- サイズ:11.2cm×9.6cm×7.7cm
- 原産国:日本
- 特徴:キャップに溝があり、ペットボトルにしっかり取り付けられます
このロートは口が広くお米がスムーズに入れられるだけでなく、キャップを逆さまにすることで大口径の容器にも使えシャンプーやリンスの詰め替えにも活用できます。
お米の保存だけでなく様々な用途に使えるダイソーのキャップ式ロートは見つけ次第、ぜひ購入したいアイテムですね!
ペットボトルを使用したお米の保存法!メリットと注意点
本文では、お米を保存する際に密閉性がなぜ重要かとペットボトルを用いることの利点及び注意すべきポイントについて詳述します。
ペットボトルによるお米の保存の利点
ペットボトルを使用してお米を保存することには、次のような利点があります:
- 酸化を防止する
- 虫の侵入を防ぐ
- 他の食品の匂いの移りを防ぐ
- 保存管理が簡単になる
これらのポイントを一つずつ説明していきます。
<酸化防止>
ペットボトルでお米を保存する最大の利点は、酸化を防ぐことができる点です。お米は空気に触れ続けると酸化しやすく、品質が下がりやすい食材です。酸化が進むと、お米の表面の糊粉層が分解され、独特の古米臭が発生する可能性があります。このような酸化を抑制することが、お米の新鮮さを保つためのカギとなります。密閉性に優れたペットボトルは、酸化を抑えるのに非常に効果的です。
<虫の侵入防止>
二つ目のメリットは、虫が侵入するのを防げることです。お米に気づかぬうちに虫がわくことは珍しくありません。特に米びつに隙間があると、また袋での保存では虫が入り込みやすいです。しかし、ペットボトルは非常に密閉性が高く頑丈であるため、虫の侵入を効果的に防ぐことが可能です。
<匂いの移りを防ぐ>
ペットボトルでお米を保存する三つ目の大きな利点は、周囲の匂いを防ぐことです。お米は他の食品の香りを容易に吸収してしまうため、匂いの移りは味の劣化を招きます。密閉性の高いペットボトルを使用することで、この問題を効果的に防ぐことができます。
<保存管理の簡便さ>
ペットボトルを使ったお米の保存のもう一つのメリットは、管理がしやすいことです。ペットボトルは透明で、中のお米の量が一目で確認できます。さらに、直接ペンで記録を残すことも可能で、保存状態の追跡が容易になります。
●ペットボトルに入るお米の量
- 2リットル:約12合
- 1リットル:約6合
- 500ml:約3合
ペットボトルでお米を保存する際の注意点
お米をペットボトルで保存する際に注意すべき点は次の三つです:
- ただし水のボトルを使用する
- ペットボトルは完全に乾燥させる
- 古い米と新しい米を混ぜない
これらの点について、詳しく見ていきましょう。
<無臭の水のボトルを使用>
お米を保存するためには、無臭の水のペットボトルが最適です。ジュースやコーヒーなど、他の飲料が入っていたボトルを使用すると、その匂いがお米に移ってしまうことがあります。
<ペットボトルの完全乾燥>
ペットボトルを洗浄した後は、内部を完全に乾燥させてください。湿った状態でお米を保存すると、カビが生じる原因になります。
●ペットボトルを迅速に乾燥させるコツ
- 40~50℃のお湯で洗ってから、よく振って水分を切ります。
- キッチンペーパーを入れて振ると、残水を効率的に取り除けます。
- ドライヤーで温風を送り込むことで、さらに早く乾かすことができます。
<米を追加する際の適切な方法>
お米が少なくなったとしても、古い米の上に新しい米を単純に追加するのは避けてください。また、容器を清掃せずに新しいお米を足すのもおすすめできません。
容器には前回のお米から割れた粒や米ぬかが残っており、これが虫の発生を促すことがあります。
新鮮なお米を維持するためには、お米を使い切ったらペットボトルをしっかりと洗い、完全に乾かしてから新しいお米を入れるようにしましょう。この習慣がお米の品質を保つ鍵です。
冷蔵庫の野菜室を利用したお米の保存方法
多くの方がお米の保存場所について悩んでいますが、実は冷蔵庫の野菜室が最も推奨される場所です。
なぜ野菜室がお米の保存に適しているのか、その理由を具体的に解説します。
理想的な温度と湿度で保存
お米を長持ちさせるには10度以下の冷涼で適度な湿度のある環境が理想です。
野菜室は一般的に3~8度に設定されており湿度も20%から30%と適切に保たれています。
これによりお米の乾燥を効果的に防ぎます。対して、一般的な冷蔵室はもっと低湿度で温度も低く設定されているためお米の保存には向きません。
酸化を防ぎ品質を保つ
野菜室での保存はお米の酸化を遅らせる効果もあります。
温度が15~20度以上になると酸化が加速しお米の品質が低下するため、10度以下で保つことが重要です。
野菜室ならこれが可能でお米の鮮度や風味を保つのに役立ちます。
虫の発生を抑える
野菜室での保存はお米の内部から虫が発生するのを防ぐことにも効果的です。
外部からの虫はペットボトルで防げますがお米自体には稲穂の時点で産卵される虫が含まれていることがあります。
これらは精米時に完全には除去されないため低温かつ低湿度の野菜室はこれらの虫が活動する条件を制限し、繁殖を防ぐのに理想的です。
以上の点から、お米の保存には冷蔵庫の野菜室が最適と言えます。
革新的なお米の保存法!ペットボトルと唐辛子で虫を防ぐ
お米の保存には多くの方法がありますが簡便な方法としてペットボトルに唐辛子を入れる技があります。
特に冷蔵庫がいっぱいで野菜室に余裕がない場合、常温保存のお米に乾燥唐辛子を加えるのが効果的です。
唐辛子の辛味成分には虫を寄せ付けない効果がありお米に匂いが移ることもないので、安全に使用できます。
ただし使用するのは水分を含む生の唐辛子ではなく乾燥唐辛子です。
生の唐辛子はカビの原因になる可能性があるためです。
この防虫効果は約1ヶ月間続くため定期的に唐辛子を交換することが推奨されます。
お米を常温で保存する場合、直射日光を避けて湿度が低い涼しい場所を選ぶことが大切です。
シンクの下などは湿気が多くカビが生えやすいので、避けた方が良いでしょう。
適切な保存場所は湿気が少なく良好な通気性が保たれる場所です。
また、お米は購入から1ヶ月以内に消費することが理想的です。
まとめ
お米をペットボトルに移す際にはダイソーのキャップ式ロートを利用すると便利です。
ペットボトルを使用することでお米の酸化を防ぎ、虫や匂いの侵入を効果的に阻止できます。
しかし、使用する際は清潔で乾燥した水のボトルを選び、お米を継ぎ足さないようにしましょう。
野菜室が理想的な保存場所ですが、利用できない場合は乾燥唐辛子を添加して常温保存する方法も効果的です。
ペットボトルはお米を新鮮に保つために役立つツールですので、見つけ次第購入をお勧めします。