気温がじわじわ上がってくると、小学校ではいよいよプールの授業がスタートしますよね。
水遊びが大好きなお子さんにとっては待ち遠しい季節ですが、反対に「ちょっと不安…」と感じている子も少なくありません。
だからこそ、余裕を持って準備をしておくことが大切なんですよね。
この記事ではプール授業が始まる時期の目安と、当日あわてないために確認しておきたい「持ち物リスト」や「準備のコツ」をわかりやすくまとめています。
たいてい、夏の本番より少し早めに始まるのがプール授業。
必要なアイテムを事前にそろえておけば、忘れ物の心配もなく、安心して当日を迎えられますよね。
お子さんがプールの時間を楽しく過ごせるように、今のうちからしっかり準備を整えておきましょう!
小学校のプール授業はいつから始まるの?
小学校でのプール授業が始まる時期って、地域や学校ごとに差がありますよね。
でも、全体的には6月の中旬ごろからスタートするケースが多いようです。
たとえば比較的あたたかい地域だと5月中に始まるところもありますし、逆に寒さが残る地域では6月の下旬にようやくプール開きというパターンもあるんですよ。
授業時間については、着替えや移動の時間も含めると大体2時間前後になることが多いようです。
回数としては、1学年あたり年間4〜5回ほどの水泳授業が組まれている学校が一般的なんだとか。
それとひと昔前のように「夏休み=連日のプール通い!」というイメージは今ではあまり見られなくなりましたよね。
最近では、夏休み中に数日だけ登校してプール授業が行われる、といったスタイルが主流になってきています。
小学校の水泳授業、何を準備すればいい?1年生ママ・パパ向けガイド
小学校に入って初めてのプール授業。
「何を用意したらいいんだろう…」と不安になる方も多いですよね。
必要な持ち物や細かいルールは学校によって多少の違いがありますが、基本的なアイテムはほとんど共通しています。
まずは、学校から配布されるプリントやお知らせをしっかり確認したうえで、準備を進めていきましょう。
最低限そろえておきたい6つのアイテム
まずは、ほとんどの小学校で必要とされる定番の持ち物からチェックしていきましょう。
水着
水着には学校ごとのルールがある場合もあるので、色や形に指定がないかを確認してから購入を。
もちろん名前の記入も忘れずに!
スイミングキャップ
学年ごとにキャップの色が決まっていることも多いですよね。
前に名前を書けるタイプだと、先生にも分かりやすくて安心です。
バスタオル(巻きタオル)
着替えのときに使いやすいのがラップタオル。女の子には肩からひざ下を覆える60〜80cm、男の子なら腰からひざ下を隠せる50〜60cmが目安です。
男の子でも上からかけたい場合は長めのものを選んでもOK!
プールバッグ
水着やタオルなどをまとめて入れられる、ゆとりのあるサイズのバッグを用意しましょう。
荷物が増えることも考えると、手持ちよりもナップサック型の方が便利ですよね。
ビーチサンダル
教室とプールの間を移動するときに使用します。かかとにストラップのない、さっと履けるタイプが使いやすくておすすめです。学校から特に指定がなければ、クロックスのようなタイプでも大丈夫なことが多いですよ。
水泳カード
当日の体温や保護者の確認印を記入するカードです。これを忘れてしまうと授業に参加できないこともあるので、前日夜にしっかりチェックしておきたいですね。
学校によって確認が必要な持ち物もあるので注意!
次に紹介するのは、学校によって使えるかどうか判断が分かれるアイテムです。
事前に許可が必要なことも多いので、念のため先生に確認しておくと安心ですよ。
ゴーグル
水中で目を開けるのが苦手なお子さんには心強いアイテム。でも、学校によっては禁止されていることもあるので、使用OKかどうか確認してから準備しましょう。
ラッシュガード
日差しが強い日は日焼け対策にもなりますよね。最近では許可している学校も増えてきましたが、
デザインやサイズに制限がある場合もあるので注意が必要です。
授業前にしておきたい!おうちでの予習と練習
水泳に慣れていないと、初めてのプールは緊張するものですよね。
でも、ちょっとした練習を家でしておくだけでも、当日の不安がぐっと減ります。
たとえば
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ラップタオルを使って着替える練習
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スイミングキャップをひとりでかぶる練習
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お風呂で顔を水につけたり、シャワーを頭からかぶってみたり
「水って意外と大丈夫かも?」という気持ちを育てておくことが、スムーズなスタートにつながりますよね。
女の子の髪型、どうまとめるのがベスト?
髪が長い女の子はプールのときにしっかりまとめておく必要があります。おすすめの髪型はこちらです。
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ポニーテール:シンプルで安定感があり、ゴーグルにも干渉しにくいです。
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三つ編み:ほどけにくく、髪の量が多い子にもぴったり。
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お団子ヘア:スイムキャップにすっぽり収まって、着脱もしやすいのが魅力。ただし、髪の量によっては難しいことも。
使うゴムは、しっかり結べるシリコンタイプなどが安心。
リボンなどの飾り付きは避けたほうがいいですよね。プール後は髪の水分をしっかりふき取ることも大切です。
水が苦手な子どもへのサポート、どうすればいい?
「水がこわい」と感じている子も、先生たちの丁寧な指導で少しずつ慣れていくことが多いんですよね。
ただ、家庭でのサポートもとても大切です。
おうちでできるサポート例はこちら。
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顔にシャワーをかけてみる
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少しずつ頭から水をかぶる練習
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親が見本を見せながら、「水がかかっても息はできるよ」「目に水が入っても大丈夫だよ」と声をかけてあげる
こうしたちょっとした経験の積み重ねが、お子さんの「できそう!」という自信につながるんですよね。
小学校のプール授業って何をやるの?学年別に内容をチェック!
小学校での水泳授業は、学年ごとに段階的にステップアップしていけるよう、カリキュラムが工夫されているんですよね。
特に1年生・2年生のうちは「泳げるようになること」よりもまずは「水に慣れる」ことが大きな目的。
楽しみながら水と仲良くなることが大切なんです。
それでは、各学年でどんなことに取り組むのか、ざっくり見ていきましょう!
1・2年生(低学年)|水と仲良くなるためのステップ
この時期は、「泳ぐ」というよりも、水に触れて楽しむことからスタートします。
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顔に水をかけてみる
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プカプカ浮かぶ練習や、水中でもぐる体験
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水の中でジャンケンなど、遊びを取り入れた内容が中心です
まずは「こわくない」「楽しい」と思えることが一番大事なんですよね。
3・4年生(中学年)|基本的な泳ぎの動きを身につける
少しずつ水に慣れてきたら、次は“泳ぐための動き”にチャレンジする段階に入ります。
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けのびやばた足、かえる足などの基礎練習
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水の中で浮いて進む感覚を身につける練習
この頃になると「泳げるようになりたい!」という気持ちも強くなってくる子が増えてきますよね。
5・6年生(高学年)|クロール・平泳ぎの習得に挑戦!
高学年になると、本格的な泳ぎ方の習得に取り組むようになります。
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クロールや平泳ぎのフォームを練習
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25〜50メートルの距離を目標に泳ぐ練習
ただ、実際には年間で数回程度しかプールの授業がない学校も多いので、「授業だけでしっかり泳げるようになる」というのは難しいのが現実ですよね。
昔に比べて、今はプールの授業の回数も少なくなっていることから、「学校で自然と泳げるようになる」という考えはあまり当てはまらなくなってきています。
とくに低学年のうちは、「まずは水に慣れること」が一番の目標なので、「もっとしっかり水泳を覚えさせたい」という場合は、スイミングスクールなどの活用も検討してみると良いかもしれませんね。
まとめ。安心してプール授業を迎えるために、今できること
小学校のプール授業って、地域や学校によって開始時期や回数が少しずつ違っていたりしますよね。
とくに1年生にとってはこれが初めての“学校での水泳体験”。ワクワクする一方で、不安を感じるお子さんも多いはずです。
だからこそ、前もってしっかり準備をしておくことがとても大切なんですよね。
水着やタオルといった基本アイテムはもちろん、ゴーグルやラッシュガードなども、学校のルールを確認したうえで揃えておくと安心です。
さらに、水がちょっと苦手…という子には、おうちのお風呂でシャワーをかけてあげたり、顔を水につける練習をしたりと、できる範囲で「水に慣れるサポート」をしてあげたいところですよね。
きちんと準備をしておけば、お子さんも気持ちにゆとりを持ってプール授業に参加できます。
親としても、一緒に寄り添いながら、楽しい夏の思い出を作っていけるといいですね。