「平日にふらっと鉄道旅を楽しみたい」

「お得に遠くまで足を伸ばしてみたい」

そんな思いを後押ししてくれるJR東日本の人気きっぷが、2026年も登場する予定です(現時点で発表されている情報をもとにしています)。

それが、平日だけの特別な乗り放題パスとして話題を集める「旅せよ平日！たびキュン♡早割パス」、通称“キュンパス”。

発売のたびに注目を浴び、手軽に使える旅の味方として認知が広がっています。

キュンパスは、1日用10,000円・2日用18,000円というシンプルな価格設定で、JR東日本全線の普通列車に加え、新幹線や特急列車まで利用できるのが大きな特徴です。

移動の自由度がぐっと上がるため、東京から青森・仙台・新潟といった遠方にも日帰りや1泊で出かけやすく、「いつか行ってみたいと思っていた土地」がぐっと身近に感じられるようになります。

混雑が比較的少ない平日だからこそ、ゆったりとした時間の流れを楽しめるのも魅力のひとつです。

この記事では2026年版キュンパスの概要、購入時に気をつけたいポイント、旅先選びのヒントなどをわかりやすく整理しています。
(内容は変更される可能性があります。最新情報はJR東日本公式サイトをご確認ください)

無理のない範囲で旅を楽しみたい方や、久しぶりに鉄道旅を計画したい方にとって、役立つ情報をまとめたガイドです。

平日ならではの静けさと、鉄道ならではの移動の楽しさを感じながら、自分だけの“ちょっと特別な旅”を計画してみませんか。

※現時点の公開情報・前年実績をもとに記載しています。実施内容は変更される可能性があります。
最新の情報は必ずJR東日本公式サイトをご確認ください。

1日用・2日用の特徴と料金

― 旅の内容にあわせて選べる2つのプラン

「キュンパス2026」には、利用できる日数の違いによって二つの券種が用意されています。

どちらも平日限定のフリーパスで、自分の旅のスタイルに合わせて柔軟に選べる点が魅力です。

● 1日用（10,000円）

短時間でもしっかり楽しみたい人向けのプラン。

「今日はどこかへ行きたい」という気分が湧いたときに、日帰りで気軽に遠出できるのが特徴です。

新幹線を使えば、東京から仙台や長野といった距離でも十分往復できます。

● 2日用（18,000円）

1泊以上の旅や、複数の観光地をゆったり巡りたい人におすすめ。

朝早く出発しなくても行動範囲が広がり、温泉地や美術館などを組み合わせた“平日ならではのスロー旅”がしやすくなります。

なお、このきっぷにはこども料金が設定されておらず、どちらも大人と同じ価格での販売となっています。

どちらの券種も 平日限定 で、購入は「えきねっと」のみ。

週末や祝日の利用はできないため、旅の計画は日付に余裕を持って立てておくことが大切です。

発売期間と購入方法

2026年に同様のキャンペーンが実施される場合、以下のような傾向が見込まれます。

― 実際の受け取りには発券作業が必要

キュンパスを手に入れるには、まず JR東日本のオンラインサービス「えきねっと」に登録する必要があります。

利用日の 1ヶ月前〜14日前まで が購入期間となっており、当日購入はできません。

発券は駅に設置されている指定席券売機で行います。

えきねっとで予約しただけでは乗車できないため、旅行前日までに受け取っておくと安心です。

対象エリアと利用できる列車

― JR東日本の広いエリアを自由に乗車できるフリー切符

キュンパスが人気を集める理由の一つが、その利用範囲の広さです。

JR東日本のほぼ全区間をカバーしており、さらに指定区間の第三セクター路線にも乗ることができます。

自由席であれば 新幹線・特急列車も乗り放題。

旅の機動力が大きく上がるため、短い時間でも幅広い観光ルートを組めます。

1枚で東日本の大部分をカバーできるため、「各地を少しずつ訪ね歩く」という旅にも向いています。

指定席を使う際の注意点

― 利用できる回数は券種ごとに異なる

キュンパスでは自由席に加えて指定席も一定回数まで予約できます。

ただし、利用回数には制限があるため、人気の新幹線を使う場合は計画的に座席を押さえておく必要があります。

券面に記名された本人のみが利用でき、譲渡や共同利用は認められていません。

複数人でのシェアは不可のため注意しましょう。

キュンパスは本当にお得？

― 運賃比較で見る「費用対効果」

長距離移動を前提にすると、キュンパスのコストパフォーマンスは非常に高くなります。

● 東京〜新青森を例に比較

新幹線片道料金（通常期）：17,670円

往復すると 35,340円 となり、1日用の10,000円でも条件次第で大幅に節約できる場合があります。

このほか、東京〜仙台や東京〜長野などの中距離でも同様にお得度が高く、利用区間によっては大きく費用を抑えられる可能性があります。

旅のスタイル別・おすすめの使い方

旅の日数・移動距離によって向き不向きが変わります。

● 日帰り旅には「1日用」

• 東京 → 仙台

• 東京 → 長野
  など、少し距離のある都市でも余裕を持って往復可能。

 

● 宿泊を伴う旅には「2日用」

• 東京 → 青森 → 弘前（1泊） → 東京
  といった、文化・温泉・自然を組み合わせた旅に最適。

 

● 使い方の幅が広がる「1日用＋2日用」の組み合わせ

連続使用はできませんが、別週に使えば 3日間の平日旅 を計画できます。

総額は 28,000円 と、長期休暇がなくても複数回に分けて旅を楽しめます。

キュンパスで訪れたい東日本のおすすめエリア

◆ 青森：幻想的なライトアップと伝統行事

• 弘前公園「冬に咲くさくらライトアップ」

• 八戸えんぶり（豊作祈願の舞）
  雪景色と歴史文化が調和する冬の青森は、平日旅にぴったりです。

 

◆ 新潟：海の幸と歴史ある町屋に癒される

• 冬の日本海グルメキャンペーン

• 村上の「町屋の人形さま巡り」
  食と文化の両方を楽しみたいTravelerにおすすめ。

 

◆ 福島：アートに浸る静かな旅

• 福島県立美術館「大ゴッホ展」
  美術館周辺の散策やカフェタイムも含めて、落ち着いた時間を過ごせます。

2026年版 注目のキャンペーン・特典

● JRE MALL 1,000円クーポン

キュンパス利用者だけが受け取れるオンラインモール限定クーポン。

先着500名のため、早めの購入がおすすめです。

● GALA湯沢スキー場 35周年記念ステッカー

新幹線駅直結の人気スキー場で、来場者に限定ステッカーを配布。

キュンパスを有効に使うための実践ポイント

① 発券は早めに済ませる

駅や時期によっては混雑することがありますが、前日までに受け取ると安心です。

② 平日の空いている時間帯を狙う

• 出発：午前9〜10時（通勤ラッシュ後）

• 観光：午後3〜4時（人が減り始める時間帯）

※一般的には通勤時間帯を避けると快適な場合があります。

 

 

③ 宿泊費は平日割を活用

週末よりも料金が安く、割引クーポンと併用すると旅費を抑えられます。

まとめ。キュンパス2026で、心地よい平日旅を

• 対象期間：2026年2月12日〜3月12日の平日

• 購入方法：えきねっと限定

• 料金：1日用 10,000円／2日用 18,000円

平日は移動や観光地が比較的落ち着いており、のんびり旅を楽しむ絶好のタイミングです。
お得なフリーパスを活用して、東日本の冬〜初春の魅力をゆっくり味わってみてください。