画材が不足していたり、既存のブラウンが理想と異なる色だった場合、色を自分で調合するのは1つの有効な手段です。
しかし、どのように色を組み合わせればブラウンが作れるのでしょうか？これは意外と複雑な問題かもしれませんね…。
こちらではまず黄色、赤色、黒色を使用した基本的な調色方法をご紹介します！
その後、三原色のみ、または黒を使用しない2色だけでブラウンを作るテクニックや、より高度な色の組み合わせ方まで深く掘り下げて説明します。
効果的な色の混ぜ方についてのコツも提供しますので、是非チャレンジしてみてくださいね！
理想のブラウンを自分で作り出すことができれば、色に対する理解も一層深まるはずです。
これらの調色技術は、カラークレイやジェルネイルの作成にも活用できます。
ブラウンを作る3つの方法！簡単な調色のコツ
ブラウンを自作する基本的な方法をわかりやすく説明していきます！
基本的な色の調合法
1.基本的なブラウンの生成には「黄色＋赤色＋黒色」を組み合わせます。
(ブラウンを美しく仕上げるには、色の比率や混ぜる順番、しっかりと混ぜ合わせることが重要です。)
2.まず、黄色と赤色を合わせてオレンジを作ります。
(赤は強い色なので黄色に対して少し控えめにすると良いでしょう。)
均一に混ざるようしっかりとかき混ぜることが重要です。不均一に混ぜると予期せぬ色になることがあります。
3.オレンジが完成したら、次は黒色を少しずつ加えます。
(黒色は強い影響を持つため、少量で十分です。この黒色を加えることで色の暗さを調整します。)
三原色を使ったブラウンの作り方
もう1つの方法は三原色「赤＋青＋黄」を使用してブラウンを作る方法です。
実は、これらの三原色を同じ比率で混ぜるだけで簡単にブラウンが作れますよ！
黒色を使うことに不安がある場合には、この方法がおすすめです。
色の調整には、各色の特性を考慮に入れましょう。
例えば、
・赤を多めにすると暖かみのあるブラウン
・黄を多めにすると明るいブラウン
・青を多めにするとクールな印象のブラウン
が得られます。
黒を使わない2色でのブラウン作り
最後に紹介するのは「緑＋赤」を使用したブラウンの作り方です。
緑は黄色と青色がすでに混ざった色です。
この緑に赤を加えることで、実質的に三原色全てを使ってブラウンを生成します。
赤を少しずつ加えることで、緑から赤褐色に至るまで多様なブラウンを作ることができます。
さらに、意外な色の組み合わせでもブラウンを作ることができます。
例えば、
・「紫（赤＋青）＋黄色」
・「オレンジ（赤＋黄色）＋青色」
を試してみてください。おもしろい色ができあがりますよ！
茶色の多様性とその作り方（こげ茶、赤茶、くすんだ茶色、黄土色）
一口に「茶色」と言っても、その種類は驚くほど多岐にわたります。
実は日本の伝統色には、様々な茶色が72種類も存在するのです。
ここでは、こげ茶色、赤茶色、くすんだ茶色、黄土色のそれぞれの調合方法を詳しくご紹介します。
こげ茶色（チョコレート色）の簡単な作り方
こげ茶色、またはチョコレート色を作る基本的な方法は既にある茶色の絵の具に黒色を加えることです。
手持ちの茶色の絵の具がある場合は、それを使って簡単に深いこげ茶色を作ることができます。
もし茶色の絵の具がなければ、
「黄色＋赤色＋黒色」を混ぜるか「オレンジ＋黒色」を混ぜて新たに茶色を作成する方法もあります。
色を混ぜる際は、各色の配合比率に注意が必要ですからね！
特に黒色を加えるときは、少しずつ加えて必要な深さと濃さを調整します。
一度暗くなりすぎた色を明るくするのは難しいので、黒色の量は慎重に調整することが大切です。
また、黒色の代わりに青色を使うと場合によってはカーキ色のような色合いになることがありますが、濃いこげ茶色を作りたい場合は黒色の使用が推奨されます！
これらの方法を実践すれば、理想のこげ茶色を自由に作り出すことができるでしょう。
赤茶色（テラコッタ色）の作り方
赤茶色、特にテラコッタ色を作る基本は赤色と黒色を組み合わせることです。
このとき、赤色を主役にすることがポイントです！
(赤色と黒色の理想的な配合比は3:1です。)
ただ、赤茶色を作る方法はこれだけではありません。
赤をピンクやオレンジに変えて、似た色合いを作ることもできます。
特にオレンジを用いる場合は、赤みを強く出してから黒色を加えると色の明度を適切に下げることができます。
さまざまな色の配合を試しお気に入りの色を見つけてください！
くすんだ茶色（ミルクティー色）の作り方
洗練されて人気のくすんだ茶色、別名ミルクティー色を作るための基本は、
「黄色＋赤色＋黒色＋白色」を混ぜることです。
普通の茶色に白を加えると柔らかなくすみが生まれ、洗練された色調になります！
白を加えることで色を明るくし、同時に彩度を抑えることができます。
くすんだ色合いは落ち着いた雰囲気を醸し出し非常に人気があります。くすみを強調するためには、白を多めに加えることがカギです。
赤や黄色を強調して異なるニュアンスのくすんだ茶色を作ることもできます。
色の調整はじっくりと行い、理想の色合いを目指しましょう。
黄土色の作り方
黄土色は、黄色が際立つ茶色で明るく暖かい印象を与える色です。
黄土色を作る一般的な方法には、
「黄色＋赤色＋黒色」または「オレンジ＋黒色」を混ぜるというものがあります。
この色を作る際には、黄色を目立たせることが重要です。
まず黄色が強いオレンジ色を作り、それに黒色を加えて色の深みを調整します。
黄色を多めにすることで、さらに明るく活発な黄土色が完成しますよ。
絵の具で色を調合する技術
絵の具で色を調合するのは、一見簡単そうに見えますが、実際にはかなり高度な技術が必要です。
目指す色を正確に再現するには、パレット上で色を少しずつ調整しながら混ぜ合わせることが欠かせません。
この記事では、色を混ぜる際の基本的なテクニックと注意点について解説します。
明るい色から暗い色へ
色を混ぜるときは明るく薄い色からスタートし、次第に暗い色や濃い色を加えるのが良い方法です。
暗い色や濃い色を薄めるのは困難で、結果的に多くの絵の具を無駄にしてしまうこともあります。
初めに明るい色を基本にし、徐々に暗い色を加えていくことをお勧めします。
白と黒の使用には注意
白や黒、またはこれらを混ぜたグレーを使用すると元の色の鮮やかさが失われることがあります。
白を加えると色が明るくなりますが、同時にぼんやりとした印象になります。
黒を加えると色が暗くなるため、どちらも使う際は非常に慎重にする必要があります。なので、色を暗くしたい場合や彩度を下げたい場合には、黒を加える代わりに補色を使用する方法が効果的です！
黒は強い影響を及ぼすため、使い過ぎると修正が困難になりますから注意してくださいね。
多くの色を混ぜすぎないこと
多くの異なる色を一度に混ぜ合わせると、色がくすんで彩度が低下することがあります。
はっきりとした色合いを保ちたい場合は、混ぜる色を2〜3色に制限することが重要です。
茶色の作り方とその多様性
この記事では「黄色＋赤＋黒」の伝統的な方法から始め、三原色を同じ比率で混ぜるシンプルな方法や、意外な色の組み合わせで新たな茶色を発見する方法まで様々な茶色の作り方を探求しました。
色を調合する際は、少しずつ色を加えることで理想の色合いを見つける楽しさを感じられますよね！
さまざまな茶色を試して、自分だけのお気に入りの色を見つけるのも楽しいので是非チャレンジしてみてください！
